地方公務員(市町村の一般事務職・技術職)を辞めた方の体験談まとめ(noteリンク集)

地方公務員といっても事務職から技術職まで、仕事内容は様々。必ずしも職種の詳細を明らかにした体験談を書いている方ばかりではないので、細かく分類せず掲載しています。

増えてきたので、都道府県庁と市町村についてはページを分けました。

消防団への参加を強制されることが嫌だったのが自治体退職の理由(2023.7.29投稿)

地方国立大学卒業後、地方自治体職員となり、危機管理部署などで様々な経験を積んだ、めろすさんは30歳になる手前で、民間サラリーマンに転職を決意したとのこと。転職の背景には、自由意思で入った役所と異なり、本来ボランティアであるはずの地元の消防団に嫌々加入させられて、自治体勤務を続ける限り、あと何十年も辞められないことなどがあったそうです。自治体職員なら消防団を手伝って当然という風潮は、地方ではそれなりに聞きますが、リアルにそういわれると、なんともいえないものがありますね。

※この方の元職は県庁か市町村かnoteにはっきり書いていませんが、便宜上市町村のページに分類しています。

役所でやり甲斐を感じた仕事を続けるため、役所を去ることを選択(2023.7.17投稿)

人口1万人未満の小規模自治体の役場に15年程勤めて退職された些の件(さのけん)さん。地元を盛り上げるために住民や地元企業と行政のつなぎ役となることを目指し、役所を離れた後も地域に残り、現在はサードプレイス的なコミュニティスペースの運営をする仕事を主にしているとのことです。でも、地域を盛り上げるような仕事って、公務員でもできるのでは?むしろ公務員のままで良かったのでは?と思う人も多いところ、ご本人がnoteの中でその疑問に答えています。

「地域振興に繋がるような取り組みを実践して継続していくには、自分にとって役場職員という身分は邪魔なものでしかなかった」とのこと。

ご本人は、徴税とか財政とか役所に不可欠な地味な仕事よりも、まちづくり、地域振興系の仕事が好きだったとのことですが、「公務員って、当たり前ですが、フリーランスではありません。個人の主義や嗜好で、仕事できません」。つまり、特定の分野の仕事だけをしたいという希望は、役所全体の人事を考えればエゴなのだろうと気づき、役所を離れる決意をしたということです。異動して別の業務に配置換えされるくらいならフリーになって同じ仕事を続ける、というのは民間でなら聞く話ですが、公務員を退職してそういう選択をするのは、かなり特異な例かもしれません。

時間的コントロール権を取れる職場に環境を変えたほうが私らしく働ける(2023.7.16投稿)

地方の市役所に14年勤務。上の子が小学校に上がるタイミングで、外資系生命保険会社の歩合制職種(ということはおそらくライフプランナー=営業でしょうね)から内定を得て、転職に至ったNozomiさん。公務員は、休みやすい(育児に理解がある)と言われるけれど、それは働きやすさにはつながっていないと感じていたそうです。なぜなら、役所は各人に担当業務を割り振り、属人化しているため、短時間勤務になろうと休暇を取ろうと、自分がやるべき仕事の量が減るわけではなく、休んでしまった分の時間は、自分で頑張って取り戻すか、他の人にやってもらうしかないからです。後者の場合、周囲の人に気を遣わなければなりませんが、そういう生活を続けるのは、働きやすい職場とはいえないと考えたことが、転職に踏み出すきっかけになったとのこと。

ちなみに、いわゆる生保レディの赤裸々な実情はこのサイトでも紹介したとおりですが、たしかに、保険の外勤営業なら仕事時間のコントロールはしやすいはず。もっとも、向き不向きの差が大きいこの職種。うまくやれる人は、本当にものすごい契約数をたたき出します。NozomiさんがWLBを上手に保ちながら活躍されることを祈ります。

市役所職員を二度退職するという激動の人生(2023.6.8投稿)

教育学部を出たものの、九州の県庁所在地の大きな市役所で社会人の歩みを始めたまりさん。様々な経験を積み充実した役所生活を送っていたようですが、離婚がきっかけとなり32歳で地元四国の小さな市役所に転職・転居。そこでも即戦力として活躍されましたが、縁あって子連れ再婚。転居によって遠距離通勤が避けられなくなり、家庭充実のため再度市役所を辞して、おうち起業プロデューサに転じました。公務員としてもさぞご活躍された優秀な方だったのでしょうが、これだけ激動の人生を歩まれた経験があれば、おうち起業やステップファミリーなどについて相談したい人が集まるのも納得です。

田舎の町役場から一生出ないままの人生に耐えられず、、、(2023.6.4投稿)

大学卒業後、田舎の町役場に勤め始め、「これから一生この地元から出ずに死んでいくんだ、、」と感じたという、ヒュウガ@動画ディレクターさん。小さな町で、転職先もなくそこに一生勤めあげることが前提の環境に合わず、転身を決意。ワーキングホリデー、フリーランスとして起業、といった経歴を積む中で紡ぎ出される、安定とは何か?ということを考えるきっかけになる情報が詰まっているnoteです。