大学時代(あるいはそれよりももっと前)に公務員を目指したが、様々な理由で違う道へ進んだ方の独白が書かれているnote。サイト管理人が読んで、感銘を受けたものを厳選しています。
名門進学校から官僚を目指して東大文Ⅰ(法学部進学コース)合格を目指すも、、、
受験アドバイザーの佐藤大輔さんは、官僚になることを夢見て東大法学部(文科Ⅰ類)を志望。関西の名門私立高校(智辯和歌山。野球で有名ですが、和歌山一の進学校)から一浪を経て、早稲田の法学部で仮面浪人しつつ東大合格を目指して3度目のチャレンジするも夢を果たせず、そのまま早稲田で学生生活を送り、現在は受験アドバイザー業界にいらっしゃるようです。
noteでは、灘出身者など超名門校出身者たちとの関西での浪人生活、一浪後の早稲田での仮面浪人生活を振り返る記事が書き連ねられています。早稲田といえば第1志望の人もかなり多く、愛校心が強い私学の雄なのに、東大落ち(しかも仮面浪人の立場)で入ると、かなり複雑な心境のもと大学生活を送ることになるというリアルな実情を知ることができ、参考になりました。
佐藤さんは当時、大蔵(財務)官僚になりたかったために東大法学部へのこだわりがあったとのことです。大学センター試験(当時)の結果、経済学部進学コースである文Ⅱのほうが合格可能性が高いとわかり、志望変更するか迷った描写も出てきます。
ご本人とは全く関係ないことですが、こう考えると財務省の東大法学部至上主義も罪な話だと思えてきます。かといって、二浪で文Ⅰに入り、法学部に進学しても、財務省には入りにくい(完全エリートを好むから、せいぜい一浪まで)という話も本人の耳にはいったようですし。
東大へのこだわりをどこまで持つべきか、あるいは第二志望でも受け入れるべきなのか。早稲田から旧国家Ⅰ種、あるいは司法試験を目指してもよかったのでは…など、受験と学歴について、いろいろなことを考えさせられるnoteなので、ここに掲載してみました。
岸田総理が開成高→東大落ち早稲田なのは有名ですけど、世の中には、開成高から現役で東大と早慶を全落ちしたが浪人は時間のロスだといって中大法に進み、早々に旧司法試験に受かって法曹になった人もいるんです。目的が明確だとそういう選択もあるのですよね。(法曹界にも学閥はあるものの、別に東早慶でなくてもOKという生き方も可能)
受験アドバイザー佐藤大輔のエッセイ。